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うる星やつら リンク集

宇宙人である鬼族が、地球侵略を仕掛ける。鬼族は圧倒的な技術力と軍事力を保有しており、普通に地球を手に入れるのでは簡単過ぎて面白くない。そこで、鬼族代表と地球代表とが一騎打ちで戦い、地球代表が敗れた場合、地球を占領すると宣言した。その一騎打ちは、鬼族の伝統に従い『鬼ごっこ』で行われ、期限内に地球代表が鬼族代表の角を掴むと地球の勝ち、鬼族代表が逃げ切ると鬼族の勝ちというものである。 地球の命運を賭けた「鬼ごっこ」の地球代表に選ばれてしまった高校生の諸星あたるは、当初やる気がなかったものの、恋人である三宅しのぶの色恋仕掛けにより、彼女と結ばれたいがために鬼族代表のラムを追いかけ始める。追いかけつつ発した、「勝って結婚じゃぁ〜」の一言をラムは自分に求婚しているのだと勘違いし、それを受け入れてしまう。(実際はあたるが幼なじみのしのぶを想っての発言)そのため、鬼ごっこには勝利、地球は侵略を免れるが、ラムは諸星家に住み着いてしまう[1]。かくて、恋多き男・あたるとラムの果てしなき鬼ごっこが始まる。 そして、友引町はさまざまな災いや奇妙な出来事に巻き込まれていく。

浮気者の諸星あたると、彼を愛する一途な宇宙人・ラムを中心に架空の町、友引町や宇宙や異次元などを舞台にしたラブコメディ。高橋留美子の代表作のひとつであり、高橋は後年、本作と『めぞん一刻』を(自分の)20代の漫画で自分の青春と語っている。その内容の斬新さと魅力的なキャラクターは1980年代のみならず以降の漫画界とアニメ界に多大な影響を及ぼした。第26回(1980年度)小学館漫画賞少年少女部門受賞。 サザエさん方式で物語が進められていたため登場人物が年を取ることはなかった。 『週刊少年サンデー(以下『少年サンデー』)』で1978年から1987年にかけて連載され、単行本は少年サンデーコミックスより全34巻。1989年から1990年にはワイド版が全15巻、1998年から1999年にかけては文庫版が全18巻で発売されている。また、2006年11月から2008年3月にかけて単行本の新装版が毎月2巻ずつ刊行された。

1978年に短期集中連載作品として『少年サンデー』に初掲載され、好評であったため1979年に月刊連載化・不定期連載化された。当時高橋はまだ大学生であったため、約20-30Pの作品を数カ月おきに連載していたが、大学を卒業すると同時に週刊連載にシフト。そして、1980年に『少年サンデー』にて本格的週刊連載となり(第1回の本格連載は面堂終太郎登場話である原作第23話「トラブルは舞い降りた!!」)、一週およそ16Pの連載が続けられた。定期連載以降、最終話まで作者都合による休載はない。 あだち充の『タッチ』と共に、当時の『少年サンデー』を支える二本柱となるほどの人気作品となったことからテレビアニメ化・アニメ映画化もされ、単行本34巻(全366話)に及ぶ長期連載作品となった(最終話時点では『がんばれ元気』を上回り、『少年サンデー』史上最長巻数)。 作品の特徴 [編集] 不定期連載時は恋愛要素が皆無で、ドタバタやSFをメインにしたギャグ要素が非常に強かったが、週刊連載になり話が進むにつれて恋愛をメインに、ギャグをサブにした雰囲気(いわゆるラブコメ)の作風に変化させてゆき、そこに高橋留美子の持ち味の奇想天外なキャラクターなどを絡ませつつ、恋愛、学園モノからSF、妖怪、幽霊、伝奇、スポーツ、冒険、格闘、歴史など、各話のテーマや展開に、ある意味「なんでもあり」の世界観を確立して、長期連載作品となっていった。定期連載時や、読み切り作品(たとえば『ザ・超女』)のようなギャグ要素の強い作風は、一部がのちの『らんま1/2』に引き継がれていった。 当初は諸星あたるを中心として話が展開することが多かった。高橋は当初、いろんな災いを呼び寄せるあたるの「受身」的なキャラクターでは、毎回の話を作るのに行き詰まってきたため、短期連載の後半から週連載への移行を境に、あたるをもっと楽観的で積極的・浮気性なキャラクターに変化させていくことで打開した。しかし、今度はラムがあたるを追いかけるストーリーばかりになり、後半はラムのキャラクターの扱いに苦労したという。したがって、週連載の前期(藤波親子の登場前後)までは、様々なキャラクターが登場してはあたるとラムの関係に絡みつつ話を展開していくパターンが多かったが、藤波親子の登場あたりの中期〜後期にかけては、次第にそれまで登場したキャラクターたちの再登場や、サブキャラ同士を絡める(竜之介と弁天、レイとクラマ姫など)パターンや、それまで登場したキャラの近親者や関係者となるキャラクターを新たに登場させてそれぞれの話を作る(面堂了子、水乃小路飛鳥、テンの母、因幡くん、潮渡渚、プールの妖怪が恋をする雌フグなど)パターンなど、群像劇に近いものとなり、回によってはあたるやラム以外のキャラクターを中心として話が進み、そこにあたるやラムがあまり絡まない(登場はするが、どちらかといえば傍観者的な立場のみ)エピソードも多くなる。 物語のほとんどが一話完結型。登場人物は基本的に成長(進学・卒業など)せず、週間連載開始後は、あたるやラムたちは友引高校2年生(開始当初・短期連載時は1年生)のまま、年齢や学年が固定されており、錯乱坊やサクラ、あたるの両親、ラムの友人たちなど、その他の登場人物も基本的に歳をとらない。ただし正月、節分、七夕、クリスマスなどのいわゆる年中行事は、連載の掲載時期にあわせて毎年行われ(サザエさん方式)、最終回までこの設定は貫かれた。ただし、あたるの浮気性の改善や面堂の暗所恐怖症の原因究明のため過去に行く話や、「系図」や因幡くんのシリーズ連作などで未来に行くエピソードでは、登場人物は相応に若かったり大人になっていたりしている。 タイトル [編集] 「うる星やつら」というタイトルは、高橋のデビュー作のタイトル『勝手なやつら』の名残を残し、かつ作品の宇宙的なイメージから当時の編集長田中が名付けた。また、連載開始当初のタイトルロゴはおどろおどろしい感じのデザインであった。また、サブタイトルには「思い過ごしも恋のうち」(サザンオールスターズ)「酒と泪と男と女」(河島英五)「かけめぐる青春」(ビューティ・ペア)、「ないものねだりのI Want You」(C-C-B)、「絶体絶命」等のヒットソング名を度々用いているほか、本作と同時期に『少年サンデー』で連載されていた作品のタイトルから語句を拾ってサブタイトルにしたこともある(宮本武蔵編)。 原作者が語る『うる星やつら』 [編集] 高橋は「『うる星-』はやろうと思えば、いつまでも連載を続けられる安全パイなんだけど(いわばこれは20代の漫画であり)、勢いがあるうちに終わらせたかった」と少年サンデーグラフィック誌上にて語っている。また、自身がお気に入りの作品は原作第3話の「石油が町に降る話」(原題「悲しき雨音」)と、水乃小路飛麿が最初に出てきた話(原題「白球に賭けた青春」)とあたるが幽霊少女・望の願いを叶えてやる「最後のデート」。一番気に入っているコマは、「最後のデート」で、あたると幽霊の望がデート中に花火を見上げているシーンだという。 中盤あたりで、マンネリになってきたため「もう終わらせよう」という意識もあったらしいが、「藤波竜之介と父」というキャラが登場して、彼らがかなり動かしやすかった(女らしくなりたい竜之介とそれを邪魔する父親という両者の行動原理が明確だった)ため、その後藤波親子が絡んだエピソードが数多く作られ、高橋本人も「竜之介親子にはかなり助けられた。あの二人がいなかったら『うる星』はもっと早く終わっていたかもしれない」と語っている。したがって、二人は高橋がもっとも気に入っている部類のキャラクターであり(ちなみに、一番好きなキャラクターは「サクラ」とのこと)、次作主役の「らんま1/2」の乱馬と父のモチーフにもなった。 また、この物話の主役については、「私はあたるが主役であると思っています」と語っている。

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